親のことは好き?マイナスな親子関係で起こる影響と3つの解消法

親子関係は良好ですか?
親子関係に何の問題もない家庭があれば、その逆も然り。
2020年の児童相談所への虐待相談件数は19万3,780件と、最多を更新しています。
親は、子どもにとって最も身近な存在になることが多いですが、幼少期に何らかのトラブルで親子関係が崩れたままの状態で大人になると、問題が表出しやすい傾向があります。
とはいえ、過去に戻ることはできません。
親子関係における、過去の悲しみや辛さを解消することで、より生きやすい人生を送ることができます。
この記事では、マイナスな親子関係がもたらす影響と改善策について解説します。

こんな親子関係はありますか?

職業:ヒーラーの妻のところには、こんな相談が入ることがあります。

親子関係について

Aさん(30代・女性)
あんな両親に育てられたから、ずっと苦労しっぱなしの人生。


Bさん(40代・女性)
親にもっと甘えたかったけど、仕事ばかりで全然かまってもらえなかった。愛情を注いでもらえなかった。


Cさん(30代・女性)
親に常に監視されているようだった。好きなことができず、言われることに従って生きてきた。

これまで生きてきた生育環境を恨んだり、親からもっと愛情を受けたかったという気持ちを抱えている人は決して少なくないのではないでしょうか。
これらのような未消化の親子関係がある状態だと、普段は意識していなくても、ふとした時に潜在意識から顕在意識に表出し、息苦しさや悲しみを感じることがあります。
身体的・心理的虐待やネグレクト、性的虐待などは、特に子どもにとって悪影響になりがちで、大人になっても根深く残ることが多いです。

マイナスな親子関係で起こること

マイナスな親子関係が与える影響は、大人になってもそのまま残ることがあります。

事実を隠蔽・虚偽報告する

たとえば、親に言いたいことが山ほどあっても、恐怖や不安などから言えず、我慢を続けて社会人になったとします。
その結果、仕事のミスを上司に報告できなくなったり、隠したりするという選択をとる大人が出来上がります。
これは、幼少期の自分の生き方が癖になっているのです。
嘘や隠すという行為は、自分を守るための手段で、自分に自信がない人や、常時どこかに不安を感じている人などがとりがちです。

愛着障害

また、親と過ごした時間が短く、愛情を注いでもらえなかった場合、なんらかの対人関係や社会性に困難になる場合があります。
他者との気持ちのつながりをうまく結べずに、人とバランスのとれた関係性がつくれなかったり、ストレスが身体に出やすいなどといった愛着障害による悪影響が表出します。
愛着障害は、主たる養育者との適切な愛着関係が形成できなかったことによる障害の総称として用いられます。
安心感を知らずに育つことで、恐怖に反射的に動いてしまう恐怖麻痺反射が起こるリスクを抱えます。
これらのように、マイナスな親子関係は、今抱えている人間関係の課題と共通点があると考えられます。

マイナスな親子関係を解消する方法

マイナスな親子関係を解消する方法は、次の3つです。

        

  • からだについている感情を感じ取る
  • 過去に言いたかったことを言ってみる
  • >からだを触る(または触ってもらう)

からだについている感情を感じ取る

ふとした時に、過去のつらい経験や将来の不安などを感じたとき、からだのどの部分にその感情があるか、じっくり自分と向き合ってみましょう。
悲しい、寂しい、怖いなどの感情にフォーカスすることで、本当は自分はどうしたかったのかがわかるきっかけになります。
課題が自分の中にあるなら、答えも自分の中にあります。自分の中にしかありません。
目をそらしがちな感情だからこそ、それらの感情が芽生えたときに、すぐに対処することで前向きな人生を歩むことができます。

過去に言いたかったことを言ってみる

親に言いたかったけど言えなかったことを声に出して言ってみましょう。
「もっとあそんでほしかったー!!」
「好きっていってほしかった!!」
「もっとだっこして!!!」
潜在意識にあった感情を、顕在意識に持ってくると、消化することができます。
顕在意識とは、目に見えるもの、頭で考えていることなどです。
顕在意識と潜在意識についてはこちら↓

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ひとりでも効果はありますが、他者に伝えるとより効果的です。
ただし、他者に話す場合は、ただただ話を聞いてくれるような相手にしましょう。アドバイスなどは不要です。

からだを触る(または触ってもらう)

からだの骨格は、約80%が遺伝するという研究結果が報告されています。
しかし、愛着障害がある子どもは、低身長になるという報告もあります。
骨格を形成する幼少期に、心理的な圧力がかかると、骨格をも変形させてしまうのです。
骨格は、その人の望む生活スタイルに合うように形成されます。
からだを触ってみて、自分自身のからだがどこを触ってほしいか探ってみましょう。
そして、触ってほしい!と言っている部分を、満足いくまで撫でてあげましょう。
撫で方は、人それぞれ好みがあります。
撫で方の強弱、スピード、範囲のほか、左右なのか、8の字を描くようになのか、振動させながらなのか・・・など、その時その部分に必要だと思った撫で方でやってみましょう。
大切なことは、満足するまでとことん行うことです。
「もうこれくらいでいいかな~」ではなく、「やりきった!」と思うことができるまでやってみてください。

まとめ

過去に戻って、親子関係をやり直すことはできません。
今、自分自身がどうしたかったのか、その感情どうしたいのかに焦点を定め、消化することにより、現在問題となっている人間関係などの解決策になります。
言葉にする、表出する、やり切る。この3つで、今より気持ちが楽になるかもしれません。
心と体は一心同体なので、気持ちの整理と同時にマッサージを受けるとより消化しやすいです。

今日が一番若い日。

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